京都市北区等持院のお好み焼きと左京区岡崎のうどん(消滅)


俺は粉物には実際目がないのだ
特に和食系の食べ易い物
うどん そば たこやき モチ関係は・・・・・・
いつしか俺の車は自然と昔走った道をたどっていた


俺は車を走らせながら腹ごしらえの算段をする
お好み焼き屋なら豚玉とか焼そばとか
あるいはミックス焼きのようなものがあるだろう
まず、そういうものを腹に入れる
そしてしかる後 左京区うどん屋にハシゴを所望するとしよう


お、ここか・・・


お好み焼きジャンボ」とうたっている割には小さな店だな
いや・・・かえってこういう店がいいんだろうな


「いらっしゃい!」


うん たしかに”気さく”だ
これなら男3人(澤田氏、Dz氏が一緒でした)でも周囲から浮かずニすむ
さて・・・


「スイマセン、あの ジャンボお好み焼きとジャンボ焼そばをください」


あれ・・・・・・なんなんだろうこの店・・・
よく見るとほとんど学生ばっかりじゃないか


「ハイ、おまちどう様」


お・・・きたきたきましたよ




これは思ったとおり・・・・・・でかいサイズだ
いや・・・・・・スゴいでかさと言ってもいい


うん・・・これはおいしい
ほんと・・・これほんとにおいしい
けど・・・どうやってそれを表現したらいいのか
うまい・・・おいしいですほんとに・・・・・・これ




ハシゴか・・・・・・



そうだ・・・”山元麺蔵”のうどんを食おう
何週間ぶりだろう・・・


えーと、平安神宮の近くだから・・・


あれ?そんなバカな
いつものちょうちんが下がってない・・・


え!まさか!!





ショック 怪我したのかあ
ああ・・・、身も心もあのうどんになっていたのになぁ
しばらく休業かあ・・・・・・
どおすりゃあいいんだ


そうだ!こういう時は思い切って隣の店だ
”岡北”でうどんを食おうじゃないか



「生湯葉けいらんうどん」



うまい 確かにうまいんだが
今日の俺にはこのうどんのうまささえどこか上滑りしていく・・・


あの店のない京都かあ・・・









孤独のグルメ (扶桑社文庫)

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