兵庫県神戸市三宮のカレーライス

腹が減った

今日の仕事はすぐに終わりそうだし・・・何を食おうか

三宮か・・・

そうだ・・・”いっとっ亭”のカレーライスを食おう



〜〜〜〜


「それより話変わるけど

たままるさんはいつも三宮に出るとき何食ってる?」


『うん!よくぞ聞いてくれました

三宮の表通りで食ってるのはシロウト。あれはダメ』

『あのネ、このセンタープラザの地下にグルメロードってのがあるの

そこにいっとっ亭というのがあるから

そこのカレーライス650円!!これしかない!』


〜〜〜〜



あった、ここかあ


『いらっしゃい

ライスの量はどうしましょう』


「あ、カツカレーかセットメニューってできます?」


『ウチはカツやってないんだ』


「え

そーですか

じゃあ普通で」


『ハイ』


そォかァ・・・最初に・・・席に着く前に聞けばよかった


いや・・・だけどうまそうだ・・・

これでカツをやってないなんて・・・残酷すぎる

一品しか無い店をツライと思うことはないが

この場合やはり酷だ 残酷です


いい店だ 俺の好きなタイプの店なんだが


『はい 普通盛の方 お待ちどうさま』


「あ・・・うまそ」


ハフ  モグ モグ


うん、こういうタイプか


「うまい

京都(ビィヤント)を思い出すな」


「この福神漬けも・・・

ウン うまい」


この福神漬けは正解だった

漬かりぐあいもちょうど良い

カレーづくしの中ですっごく爽やかな存在だ


しかし・・・まあいいけどやはりカレーだけだと

なんとなく堂々めぐりしているようだ・・・


ああ・・・カツ

ここにトンカツとチャイのひとつもあれば・・・


はふ はふ


俺ってつくづく食いしん坊の日本人だな・・・






※この物語は一部フィクションですが実話を元にして作られています。
 なお「孤独のグルメ」という作品を全話熟知しておられないと理解し難いと思われます。




孤独のグルメ (扶桑社文庫)

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